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美しい国その後

美しい国へ、
雅子様、紀子様に関して書いたことについて、
いくつかコメントをいただきました。

私自身は、雅子様的な生きかた、紀子様的な生きかた
どちらがあっても、良いと思っています。

ただ、明日12日は、親王殿下の命名の日ですが、
またマスコミ各社は、報道合戦を繰り広げるでしょう。

今回の出産の報道の仕方をみていても、
明らかにひとつの流れがある、と思うのです。

たとえば、お誕生の日ですが、各局1台数百万単位といわれる、
中継車をだすということを見ても、今回のお子様が、
男子である確信をある程度持っていたと見るのが、妥当でしょう。

主治医は否定していましたが、今日の医療技術をもってすれば、
医師団は当然性別を知っていたと思います。

妊娠がわかった時、紀子様が、秋篠宮に報告なされる前に、
NHKにテラップが出たというのは、有名な話です。

これなども、医師団か、宮邸から、何らかのリークがあり、
それが小泉首相が皇室典範を国会に上程中に、
流れるなど、まさしく絶妙なタイミングでした。

今民放から流れるのは、美智子様の子育て、それに続く
紀子様の子育てのすばらしさです。

確かに、美智子様は、母親として完璧かもしれません。
しかし、自分が完璧な人は、他人にもそれをもとめます。
嫁から見たら、完全な姑とは、一番大変な存在です。

去年黒田清子さんのご結婚時、婚期を逃しかけた娘に
寂しさを語る美智子様に娘に依存する母親の重さを感じました。

今や、皇室が、日本の中でもっとも有名な家族です。

美智子様は、開かれた皇室を目指されてきましたが、
昭和天皇のころからみると、あまりにファミリードラマのような
かんじで、男性皇族の存在感が薄れているような気がします。

亀田こうきが一躍ヒーローに出たのは、
実母とは生き別れ、ガチンコの父に育てられ
チャンピオンをめざすという、かつての梶原一輝の【巨人の星】に
似た家族ドラマがあるからです。

また、よくTVで大家族ものをやっていますが、
これも、あそこに較べれば、うちのほうがマシといった
庶民感情をくすぐるからです。

小泉首相は、政治を劇場型ドラマにしたてあげ、
政治のワイドショー化を促進させました。

今一番皇室をとりあげるのは、NHK,ワイドショー
女性週刊誌ものです。

昨日、美容院で、久しぶりに女性週刊誌をみたら、
陰陽師の石田氏の、TVにでると一年2年ですりきれてしまう。
これからは、あまりTVにでるのではなく、
執筆活動をしていきたいというコメントがのっていました。

昔から、賢所という言葉があるように、
皇室は、そんなに、TVに露出しなければないのでしょうか?

天皇は、男子でなければならないのか?

一夫一婦制で、男子継承は可能なのか?
(大奥をみるまでもなく、側室制度があってこそ、
男子継承は可能でした。)

これらの問題を含んで、皇室典範問題は
本当はいろいろな深刻な問題をもっています。
しかし、今の流れは、お目立てムードで、皇室典範改正問題など
本当に国民で話し合う問題はうやむやになりそうです。

山羊座の時代がきらいなのかという質問を受けましたが、
単に好き嫌いということだけでなく、NHKの番組【純情きらり】をみても
日本人には国家のため、社会のためという合言葉で
治安維持法以来、特高、憲兵政治で人権を抑圧し
多くの若者を戦争に送り込んできたという暗い歴史があります。

【戦争のため、日本のためと、隣組の怖いおじさんがピアノから
ピアノ線を拠出させと迫った場面が印象的でした。

安倍晋三候補のおじいさんは、岸信介で、彼は戦前軍部とむすび、
経済官僚として、実験的な政策を満州国で辣腕をふるいました。
今回話題の東条内閣に商工大臣として入閣し、戦後A級戦犯として巣鴨プリゾンに収監されました。
その後、総理大臣となり新日米安全保障条約を締結しようとし
60年安保闘争の標的でした。

今回の【美しい国へ】を読みましたが、
本の内容は、祖父岸首相の自宅がデモ隊に囲まれたため、母と新聞社の車で
あそびにいった思い出が具体的にエピソードが、描かれているものの、
題名の響きのよさに比べ、内容をみると明確なビジョンはない。

国学など見ても、日本人は叙情的な言葉に弱い。

戦前にも【滅私奉公】、(一億総火の玉だ)という口先だけいさましい
キャッチフレーズで、国力にみあわない戦争へとすすんでいき、
最後に広島長崎に原爆を受け、無条件降伏をした歴史があります。

しかし、東京裁判をみても、政治の最高責任者が、
誰が戦争をはじめたかという、明確な意思がなく、
ただなんとなく、勇ましいほうに加担してきたという
暗い歴史があります。

そして、麻生候補者が吉田首相の孫であり、その陣営の鳩山邦夫が
鳩山一郎の孫であるように、今回の総裁選挙に臨んだ候補者は、かつての
A級戦犯、指導者の血脈を受け継ぐものが目立ちます。【谷垣さんは違いますが】

小泉内閣後の日本は、大増税、世界一早い高齢化に加え、年金破綻
団塊の世代がソビエト破綻後、老人たちをおそった経済破綻がまっていないと
どこがいえるのでしょうか?

この日記で言いたいことは、TVやインターネットの情報だけではなく
地道に歴史の本を読んで、自分の頭で考えること。

時代の流れをしっかりみて、マスコミの情報操作におどらされず
報道されていない後ろでなされていることを見据え
時代を読んでいかないと、のっぴきならないところで
こんなはずではなかったと、
かつての歴史を繰り返すがいやなのです。

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Comments

どうも、以前に失礼なコメントをしてしまって申し訳ございませんでした。
 歴史の本を読む。。。
 実はというと、私の場合、日本史特に近現代史を専門的に専攻して勉強したことがないため、基本的な知識もかけてしまっているのかもしれないです。
 とはいえ、専門書だと言葉が難しくて腰がひけてしまうし、
日常生活を仕事しながら送っていると、なかなか本を読む暇も
ないというか、仕事で必要で読むものでもない限り、皆なかなか
本に眼を通す機会がないような気もします。
 最近、三宅乱丈という方の書いている新撰組の漫画にはまっています。横道にそれながら歴史に関心を寄せるというのも一つの手かも
しれませんね。
 それでは。

Posted by: ナディア | September 12, 2006 at 11:25 PM

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